Leaditの分析的思考の中核となる技術がシステム思考、システムダイナミックスです。
システム思考、システムダイナミックスは、システム論を現実社会で適用可能なように考案された一連の技術で、中核となる考えは、システムは、その構成要素に注目するだけでなく、構成要素同士の関係性のネットワークが、「全体という新たな存在をいかに発生させ、維持するか」という視点から、構成要素の関係性のネットワークに注目するというものです。
ここでいうシステムとは、情報システムよりもはるかに広いものであり、関与する人々、その人たちの相互作用、彼らの行動に影響を及ぼす外部の力、つまり、これら、ビジネスに影響する外部要因と内部要因のあらゆるものの関係し合うネットワーク構造のすべてをさします。
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システムダイナミックスの始祖、Jay Forresterの弟子、Peter Sengeが考案
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「最強組織の法則」 The Fifth Discipline1990年、で紹介
- 問題領域に存在する要因を独立したものとして捉えるのではなく、それぞれが相互に関係し、依存しあう因果関係のある全体システムとして考える
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適応し変化する能力を継続的に開発している組織を「学習する組織」とし、それの実現のために必要な「5つのディシプリン」を提唱
- システム思考
- 自己実現と自己研鑽
- メンタルモデルの克服
- 共有ビジョンの構築
- チーム学習
問題領域のシステムを構成する要因の因果関係を定義する。
ある要因とそれに影響される他の要因の変化の方向が同じもの(1方が増なら他方も増)は、Same directionとして青の線で結び、変化が逆に作用する(1方が増なら他方は減)関係は、Opposite Directionとして赤の線で結ぶ。
要因の因果関係の連なりが巡り巡って元の要因に戻るフィードバックループがどこにあるかを見つける。
フィードバックループの中にOpposite Directionが偶数個含まれる場合、あるいはゼロの場合は、強調ループとなり、時間の経過とともにそのシステムの性質が1方向に強化される。これに対し、Opposite Directionが奇数個含まれる場合、そのシステムは均衡ループとなり、システムの性質が1方向に強化されることなく、ある要因が強くなると別の要因がそれを打ち消す方向に働き、システムは、均衡を保とうとします。

我々の複雑なビジネス環境にある要因がどのようにして関係しあっているかを強調ループと均衡ループの観点から解き明かしていくことで、ビジネスシステムの全体構造を把握します。
要因と要因の因果関係が作用するのに時間的な遅れが生じる場合、因果関係の線の上に2本の短い線を引き、遅れを表現します。
(訓練中検査員数と現在の熟練検査員数)

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1956年、MIT Jay W. Forrester教授が草案
- 当初、lndustrial Dynamics(ID)
- 地域問題に目を向け、1969年Urban Dynamicsを出版
- 世界モデルに着手、1971年World Dynamicsを出版
- 1972年Dennis L. Meadows主査の研究The Limits of Growth「成長の限界」
1983年、The System Dynamics Society
国際システムダイナミックス学会結成-
日本では、「成長の限界」ローマクラブ1972年、で有名になった
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幾何級数的成長の特徴
- 人口爆発
- 環境汚染
- 経済成長
- 埋蔵資源の枯渇
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さまざまな問題提起
- このシミュレーションにSDが用いられた
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幾何級数的成長の特徴
人口や伝染病などの成長は、ある時点の量が、成長そのものに影響するため、長い間、変化はほとんど感じられず、何も起こっていないと感じているが、ある時、急激にその成長が顕著に表れ、気が付いた時には、想像もつかないほどの大きな成長に達する幾何級数的な性質をもちます。
こうした社会や自然の特徴をモデル化するためにシステムダイナミックスは考えられました。

システムダイナミックスの基本
システムダイナミックスの基本は、レベル(ストック)と呼ばれる時間経過に伴い何らかの値を蓄積する変数とそのレベルに対して入出力をするフロー(ダイアグラムの図では太い矢印)とそのフローの流量を調節するレートから成り立っています。
さらにモデルに補助的な関数や数式の定義をする補助変数やある一定の値を定義する定数、これらの値を参照する情報リンクなどでモデルを作成します。

システムダイナミックスでは、これらのダイアグラムの構成要素の他にグラフやメータ、などの表現ツールを用いて複雑な現実世界の現象の定量モデルを作ります。


